大豆の脱穀方法の選択
さて。大豆を乾燥させると
足でフミフミ、茎を持ってバンバン叩きつけるだけで
鞘からポンポン大豆が弾けてきます。
少量の脱穀(10キロ程度)ならばフミフミ・バンバンして、
弾けてない鞘をぱっか〜んと割って出す、
という手作業で脱穀できます(結構な手間ですが)。

しかし。
量が多いと手作業というわけにはいきません。
そこで機械の登場です。

じゃ〜ん!ハーベスター‼️
今年は100キロ近くの大豆を栽培したので機械を使いました。
初めて使ったのですが、「切ない」というのが本音でした。
今まで手作業で1粒でも逃したくないという
「もったいない」根性がありましたので、
一本一本取り残しがないか確認していました。
ハーベスターでの脱穀はというと・・・
ガリガリ割れていく大豆、鞘から取れない大豆、
葉や茎や鞘と一緒にゴミのように落ちていく大豆が山のようにあり、
正視することができませんでした泣

でも、
◆100キロにもなる大豆の脱穀を手作業ではできるわけない
(手作業だったら130キロくらいの収穫になるかも!)
◆ハーベスターは半日しか借りていない
◆年の瀬も迫った12月29日
◆働いている農園の社長さんにお手伝いいただいている
◆わたし一人での持ち運び、作業が難しい
いろいろな状況を考えて、
「もったいない」は捨て、
早く、効率的に、楽にを選んだ次第です。
全てこだわることはできませんから、
ある程度妥協だって必要です。
大型機械を持っている農家は大規模農家が多いので
生産量も廃棄量も多くなります。
まぁ、廃棄といっても畑の肥やしになるわけで、
無駄にはならないんですけどね。
そんなの、いちいち気にしていたら
労力の無駄っていうわけです。
で、この後また手間のかかる選別、という作業があります。
わたしたちが背の高い人、低い人、太っている人、痩せてる人、と
外見が違うように、お豆さんも個性があります。
さらに、虫食いのお豆さんや割れているお豆さん、
ちょっとパープルなお豆さんもいるんです。
それを仕分けする作業もあるのです。
市販の大豆は全て粒が揃っていますよね?
全部手作業だととてもとても人件費だけで膨大なコストが
かかってしまいます。
10キロくらいでしたら冬の間に手作業で何とかなりますが、
今回は選別も機械にお願いしました。
大豆の選別動画はこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=TA3An64d6As
機械だとこんな感じで楽なものです。
皆さんの食卓に上っている「大豆」は
ハーベスターの破壊的な振動に負けず、
生き残った強い「大豆」なんですね。
数ある中の精鋭たちです。
身体の中で大活躍してくれそうですね。
今日はここまで。
明日は大豆と味噌の栄養について書こうと思います。
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