息子の卒業式〜子供の成長と子離れ〜

今日は中3息子の卒業式でした。

義務教育が終わり、ひと段落。

  

 

産まれたばかりの時はわたしがいなければ、

生きていけなかった「いのち」。

 

 

人間の赤ちゃんは牛や馬と違って産まれてすぐには立てない。

 

動物は外敵から逃げるため、守るため、先に体を、

人間は大きな脳を持ち、認知機能を高めるため、先に脳を

発達させる必要があるからです。

  

母乳と牛乳の成分を比較してみると良くわかるのですが、

母乳は脳の栄養、ブドウ糖が、

牛乳は体の栄養、タンパク質が多いという特徴があります。

 

 

長女と中3息子

 

思い起こせば、長男の育児は二人目ということもあり、大変でした。

 

長女が幼稚園に入るまではわからんちんが二人。笑

 

男の子あるあるの、おしっこが飛び散って、大変な目にあったり。

 

ハイハイで家中追いかけられたり。

 

布団に塩をぶちまけられたり。

 

布おむつについたウンチを自分で処理しようとして、

トイレがウンチまみれになったり。

 

長女が赤ちゃん返りして二人オムツになってしまい、

息詰まる(行き詰まる)こともたくさんあった。

 

 

息詰まって(行き詰まって)も、

ここまで子供たちを育ててこれたのは、

この、子供たちの純粋な笑顔があったから、だろうな。

 

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このちいさな「いのち」が

 

力強く、たくましく成長して

 

わたしの背を越して

 

自分の意志を持ち、考え行動できるいっちょ前の

 

大人になっていく不思議。

 

早かったなぁ。

 

というか、わたしが子供たちの成長に追いついていない。

 

小学校5〜6年から中学校3年くらいまでの成長は本当に早い。

 

幼い幼いと思っていたら、いつの間にか、

急に成長している、とても大事な時期。

 

この時期は親も子供離れをしていく時期。

 

このバランスがとても難しい。

 

子供の微妙な変化を観察していると変わる起点が見えてくる。

 

 

小さい頃からの「ひとりでできるもん」の積み重ねが

自信に変わり、自信が持てるともっと「やりたい」気持ちが出てきて、

「やりたい」ことが「できる」ようになるとさらに世界が広がって。

 

親がいないとできなかったことが、ひとつ、ひとつ、なくなっていく。

親は子供がひとつ、ひとつ、「できる」ようになるごとに

ひとつ、ひとつ、手放していくのだろう。 

 

この、距離感。バランス。

 

押しすぎても、引きすぎてもいけない。

 

ちょうどいい加減の難しさ。

 

 

子育てへ向けたベクトルを少しずつ別の方向へ向けつつ、

わたし自身のバランスもadjustしていこう。

 

 

国で定めた食の法律、「食育基本法」の私的見解①

日本の「食」における問題点

 

平成17年、6月10日、第162回国会で食育基本法が成立し、同年7月15日から実施された。

 

食育基本法の中で、「食育」とはどのようなものか、というと、

 

①生きる上での基本であって、知育、徳育、

及び体育の基礎となるべきもの

②様々な経験を通じて「食」に感する知識と「食」を選択する力を

習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること

 

国がこの「食育基本法」をつくった背景は

次のような問題を懸念してだ。

 

 

⑴「食」を大切にする心の欠如

⑵栄養バランスの偏った食事や不規則な食事の増加

⑶肥満や生活習慣病(がん、糖尿病など)の増加

⑷過度の痩身思考

⑸「食」の安全上の問題の発生

⑹「食」の海外への依存

⑺伝統ある食文化の喪失

 

食育の推進に向けて 内閣府 食育推進室 食品安全委員会事務局 文部科学省 スポーツ・青少年局学校健康教育課 厚生労働省 健康局総務課生活習慣病対策室 農林水産省 消費・安全局消費者情報館 

 

問題その⑴「食」を大切にする心の欠如

 

わたしたちは何の疑問も持たずに毎日3食食べ続けている。

 

あまりにも日常がせかせかし過ぎて、

食べたものの味もわからないなんてこともあるよね。

 

 

仕事の合理化、効率化とともに

わたしたちの食べるものも合理化、効率化されたものが

たくさんお店に並んでいる。

 

フツーにコンビニやファーストフードで

すぐに手に入る食べもの。

 

スーパーのお惣菜。

 

別にそれを食べるのことが悪いのではない。

 

それはどこのモノを使ってどういう経路をたどって

どういう風に作られて、どんな想いが重なって

お店に売られているのかを「知って」食べて(選んで)ほしい。

 

わたしたちが口にするものが

体や心にどんな影響を与えるのかを

「知って」食べる(選ぶ)ことがどんなに大事なことか。

 

食べもののルーツを知らないで育った子に

「食」の大切さなんてわからない。

 

お米だって、かぼちゃだって、トマトだって、

畑を耕して、種をまいて、苗を育てて、定植して、

草を刈って、追肥して、その野菜に必要な工程を経て、

ようやく収穫して、保管して、出荷する。

 

 

農家さんがどれだけの想いで野菜をつくっているのか

わたしたちの口に入るまで、どれだけの工程をやってくださっているのか、

わたしたちは「知る」べきである。 

 

知って、わたしたちそれぞれの生活に合うものを選ぶ。

 

それは自分を知ることだから。

 

自分が何を求めているのか。

 

どんな生活がしたいのか。

 

「知って」選ぶことで「食」の大切さは、わかる。

 

だって、本当に求めるものだから、

心から感謝があふれ出す。

 

 

自家製大豆からの味噌づくり③

大豆計画〜選別。「選択」について考えること

 

野菜を栽培するには、大変な労力がかかります。

規模を考え計画し、畑を耕し、種をまき、草を刈り、追肥をし、

それぞれの成長に必要な工程を経て、

ひとつひとつ収穫して、保管し、出荷準備をします。

 

大規模農家の方は手作業では到底手が回らないので

ほとんどの作業を機械に頼るわけですが、

自家製大豆からの味噌づくり②↓

でお伝えした通り、廃棄料がものすごく多くなります。

 

廃棄は畑の肥料になるので無駄にはなりませんが、

「もったいない」ですよね。

 

100キロもの大豆の脱穀、選別はどうしても

機械に頼らざるを得ません。

 

他にも、種まき、畑の耕運、草刈り・・・と機械にお世話になります。

 

ハーベスターで大量の大豆を割ったり、捨てたりして、

罪悪感というものが芽生えましたが、

今回は機械に頼る方が、メリットがありました。

 

脱穀、選別に何ヶ月、と費やすより、お金を払ってハーベスター借りて

半日で終わった方が、はるかに時間の有効活用ができますよね。

 

 

うちの農園の社長は「自然農」から入り、

昔は不耕起栽培もやっていました。

 

「自然農」のある暮らしはスローでとても美しい生き方です。

野菜本来の栄養がギュッと詰まった、美味しい野菜が食べられます。

そして何より、自然や動物、昆虫との共生、共存が可能な生活、

自然とともに生き、感じ、感謝をする、

足るを知る生き方。

 

 

機械で大量生産、大量廃棄とは対極にありますね。

 

でもね。

 

それは、人それぞれ幸せの感じ方があって、

人それぞれ性に合う生活レベルがあるんです。 

 

今どんな生活がしたいのか、

今どんな自分になりたいのか、

まず嘘のない今の自分を知る。

 

自分を知ると「快」「不快」がわかってきます。

嘘偽りのない本来の自分を解放してあげることで

より良い「選択」ができるようになるー。

 

人生「選択」の繰り返し。積み重ね。

自分を知る→選択肢の中から選んで決める→実行する→修正する

変化しながら、この繰り返し。

 

本来の自分になったなら、

必ず様々な形で社会貢献ができるようになります。 

健康であれば

 

バランスの欠いた状態であれば、バランスの欠いた選択をしてしまうものです。

でも、それも自分からバランスを取ろうと必死で選んでいるんですね。

 

 

より良い選択をするためには「健康」がキーワード。

日々の食卓を意味のある食卓にし、「選択」を積み重ねていきましょう!

 

みんなでワイワイ味噌づくりをしながら「まごわやさしいな」ランチを食べるイベントです!↓

 イベント詳細はこちらhttp://ako-m.com/home/events/